英語のbe動詞について「一般動詞との違いや使い方がわからない」と悩まれる方もいるのではないでしょうか。

本記事ではbe動詞について、現在形と過去形すべての種類を解説します。

まずは「be動詞と一般動詞の違いを説明できる」「主語や時制に応じて適切なbe動詞を選択できる」ように、本記事を参考にしてbe動詞の理解を深めてみてください。

森塾は先生1人に生徒2人まで しかも、安心の授業料! 授業料・資料請求はこちら

be動詞とは

be動詞とは

英語には「一般動詞」と「be動詞」の2種類があります。

なかでもbe動詞は、主語の「状態」や「存在」を表す役割を果たします。たとえば「I am happy.」(私は幸せです)や「She is here.」(彼女はここにいます)のような文章で使われます。

be動詞の意味

be動詞の役割である「状態」と「存在」の意味や使い方について、それぞれ解説します。

状態を表す

状態の意味で使われるときには「主語と補語はイコール(=)の関係になる」のが特徴です。

たとえば「I am happy.」の例では「私=幸せな状態である」ことを意味します。また「He is Taro.」の例では「彼=Taroである」ことを意味します。

存在を表す

存在の意味で使われるときには「主語は〇〇にいます」という意味になります。

たとえば「He is in Japan.(彼は日本にいます)」のように、場所を表す「in」や「at」などの前置詞と一緒に使われるのが一般的です。

be動詞一覧

be動詞は、主語や時制に応じて使い分ける必要があります。

そもそも主語は下記3つのカテゴリに分類できます。

・一人称
・二人称
・三人称

ここからさらに「単数」「複数」といったカテゴリに細分化できます。

つぎの項目で、主語や時制ごとに適切なbe動詞を紹介します。

主語が一人称の場合

まずは主語が一人称の場合について説明します。

そもそも一人称とは、書き手・話し手が自分自身、もしくは自分自身を含む複数人を指す語のことです。具体的には「I」や「We」といった単語が挙げられます。

「I」は私ひとりを意味するものであり「単数形」です。一方で「We」は私たち複数人を意味するものであり「複数形」に該当します。

現在形と過去形の場合で、それぞれ適切なbe動詞は下記の通りです。

▼一人称のbe動詞
・単数形(I):am
・複数形(We):are

▼一人称のbe動詞(過去形)
・単数形(I):was
・複数形(We):were

主語が二人称の場合

つぎに二人称の場合について説明します。

二人称とは、書き手・話し手に対して、読み手や聞き手を指す語のことです。単数形・複数形を問わず、英語では「You」と表現します。

現在形と過去形の場合で、適切なbe動詞は下記の通りです。

▼二人称のbe動詞
・単数形(you):are
・複数形(you):are

▼二人称のbe動詞(過去形)
・単数形(you):were
・複数形(you):were

主語が三人称の場合

最後に三人称の場合について説明します。

三人称とは、一人称(話し手・書き手)と二人称(読み手・聞き手)以外の人や事柄について指す語のことです。たとえば単数形であれば「He」「She」「This」「That」「It」といった単語、複数形であれば「They」「These」「Those」といった単語が挙げられます。

現在形と過去形の場合で、適切なbe動詞は下記のようになります。

▼三人称のbe動詞
・単数形(例:He、She):is
・複数形(例:They):are

▼三人称のbe動詞(過去形)
・単数形(例:He、She):was
・複数形(例:They):were

また、人名(例:Taro)も三人称単数系に該当するため注意が必要です。

森塾は先生1人に生徒2人まで しかも、安心の授業料! 授業料・資料請求はこちら

be動詞と一般動詞の違い・使い分け

be動詞と一般動詞の違い・使い分け

一般動詞とbe動詞では、意味や使い方が異なります。

一般動詞では、基本的に主語の「動作」を意味します。たとえば「go(行く)」や「play(遊ぶ)」などの動詞は、主語の行動を意味します。また「hear(聞こえる)」「see(見える)」「have(持っている)」などの、主語の状態を表す動詞も一部存在します。

状態を表す動詞については「I am busy.(私は忙しいです)」などのように、be動詞でも表現されますが、一般動詞とは少し使い方が異なります。一般動詞における状態動詞の使い方は、各単語での意味に左右されますが、be動詞では「A(主語)はBである」という構文で用いられることは抑えておきましょう。

▼状態を表すbe動詞の例文
・I am a doctor.(私は医者です)
・You are kind.(あなたは優しいです)
・He is my best friend.(彼は私の友人です)
・We are happy.(私たちは幸せです)
・They are tired.(彼らは疲れています)

be動詞の使い方・例文

be動詞の使い方・例文

be動詞の使い方について、現在形と過去形それぞれで例文付きで紹介します。

現在形

まずは現在形について紹介します。現在形のbe動詞は「am」「is」「are」の3つです。

肯定文・否定文・疑問文のそれぞれで解説しますので、まずはフレーズを抑えておきましょう。

肯定文

be動詞の肯定文の例はこちらです。

▼例文
・He is a doctor.(彼は医者です)
・They are friends.(彼らは友達です)
・I am tired.(私は疲れています)
・The sky is blue.(空は青いです)
・That is a table.(あれはテーブルです)

否定文

be動詞の否定文の例はこちらです。

▼例文
・I am not a student.(私は学生ではありません)
・She isn't a nurse.(彼女は看護師ではありません)
・You aren't a member of the club.(あなたはクラブのメンバーではありません)
・The sky is not cloudy today.(今日は空が曇っていません)
・Taro & Jenny aren't students.(TaroとJennyは生徒ではありません)

疑問文

be動詞の疑問文の例はこちらです。

▼例文
・Is this your pen?(これはあなたのペンですか?)
・Are you a student in this school?(あなたはこの学校の先生ですか?)
・Is she kind?(彼女は優しいですか?)
・Is it twelve o'clock now?(今は12時ですか?)
・Are those people your friends?(あの人たちはあなたの友達ですか?)

過去形

つぎに過去形について紹介します。過去形のbe動詞は「was」「were」の2つです。

肯定文・否定文・疑問文のそれぞれで解説しますので、こちらもフレーズを抑えておきましょう。

肯定文

be動詞(過去形)の疑問文の例はこちらです。

▼例文
・She was at home.(彼女は家にいました)
・They were in school yesterday.(昨日、彼らは学校にいました)
・He was my teacher.(彼は私の先生でした)
・They were students last year.(去年、彼は学生でした)
・It was hot yesterday.(昨日は暑かったです)

否定文

be動詞(過去形)の否定文の例はこちらです。

▼例文
・I wasn't busy yesterday.(昨日、私は忙しくありませんでした)
・It wasn't cold yesterday.(昨日は寒くありませんでした)
・They weren't in Kyoto last year. (彼らは昨年京都にいませんでした)
・The sweets weren't good.(そのお菓子は美味しくありませんでした)
・The class wasn't difficult.(その授業は難しくありませんでした)

疑問文

be動詞(過去形)の疑問文の例はこちらです。

▼例文
・Were you musicians?(あなたたちはミュージシャンだったのですか?)
・Was he in school yesterday?(昨日、彼らは学校にいましたか?)
・Was it sunny yesterday?(昨日は晴れていましたか?)
・Were you angry?(あなたは怒っていましたか?)
・Was he sick last year?(昨年、彼は病気でしたか?)

森塾は先生1人に生徒2人まで しかも、安心の授業料! 授業料・資料請求はこちら

【補足】be動詞の原形・過去分詞

【補足】be動詞の原形・過去分詞

be動詞にも、一般動詞と同じく「原形」や「過去分詞」が存在します。

・原形:be
・過去分詞:been

たとえば助動詞や不定詞「to」のあとには動詞の原形を置きます。

▼例文
・It will be rainy.(雨になるだろう)
・My dream is to be a teacher.(私の夢は教師になることです)
・You seem to be well.(あなたの体調は良いようにみえる)

また、現在完了形・過去完了形の「have(had)」のあと、受動態のbe動詞のあとには動詞の過去分詞を置きます。

▼例文
・She has been here since eight.(彼女は8時からここにいます)
・It has been rainy for a week.(ここ1週間ずっと雨です)
・The store has been closed since yesterday.(その店は昨日から閉店しています)

森塾は先生1人に生徒2人まで しかも、安心の授業料! 授業料・資料請求はこちら

be動詞に関連する問題例

be動詞に関連する問題例

be動詞に関する問題をいくつか紹介いたします。

あわせて解答も記載しますので、まずはゆっくり考えてから答え合わせをしてみてください。

問題①

問題:それぞれの日本文の意味になるように、英文を完成させなさい。
A:私は東京都出身です。
→ I () from Tokyo.
B:これは私の机です。
→This () my desk.
C:Greenさんは先生です。
→Ms. Green () our teacher.







解答:Aは「am」、Bは「is」、Cは「is」

補足:
Aについて、一人称単数形「I」のbe動詞は「am」になります。
Bについて、三人称単数系「This」のbe動詞は「is」になります。
Cについて、三人称単数系の人物名詞のbe動詞は「is」になります。

問題②

問題:次の単語を並び替えて文章を成立させなさい。ただし、1つだけ不要な単語が含まれています。

A:あれは私の鉛筆ではありません
→【my / not / that / is / pencil / are / .】
B:あなたはスポーツが好きですか?
→【you / sports / like / are / do / ?】
C:私は家でゲームをしません。
→【don't / I / game / at / play / aren't / home / .】







解答:Aは「That is not my pencil.」、Bは「Do you like sports?」、Cは「I don't play game at home.」

補足:
Aについて、三人称単数系「That」のbe動詞は「is」なので「are」は不要になります。

Bについて「スポーツが好き」は一般動詞に該当するため、be動詞「are」は不要になります。

Cについて「ゲームをする」は一般動詞に該当するため、be動詞「aren't」は不要になります。

問題③

問題:次の文を疑問文にしなさい。

A:You are his friend.(あなたは彼の友達です)
B:He studies English.(彼は英語を勉強しています)
C:That is your bag.(あれはあなたのカバンです)







解答:Aは「Are you his friend?」、Bは「Does he study English?」、Cは「Is that your bag?」

補足:
Aについて、be動詞の疑問文にするため、be動詞「Are」を文頭に置きます。

Bについて、主語は三人称単数形「He」で、一般動詞の疑問文になるため「Does」を文頭に置きます。

Cについて、be動詞の疑問文にするため、be動詞「Is」を文頭に置きます。

問題④

問題:次の文を否定文にしなさい。

A:He is a teacher.(彼は教師です)
B:Taro has blue pencils.(Taroは青いペンを持っている)
C:They are from Kyoto.(彼らは京都出身です)







解答:Aは「He isn't a teacher.」、Bは「Taro doesn't have blue pencils.」、Cは「They aren't from Kyoto.」

補足:
Aについて、be動詞の否定文にするため、be動詞「is」に「not」をつけた短縮形「isn't」を置きます。
Bについて、主語は三人称単数形「He」で、一般動詞の否定文になるため「dose」を用います。今回は短縮系の「dosen't」を置きます。
Cについて、be動詞の否定文にするため、be動詞「are」に「not」をつけた短縮形「aren't」を置きます。

問題⑤

問題:次の日本文をもとに英文を完成させなさい。

A:あなたたちは中学生ですか?
B:この青い机は私のものではありません。
C:私の兄は日本にいます。







解答:Aは「Are you a junior high student?」、Bは「This blue desk isn't mine.」、Cは「My brother is in Japan.」

補足:
Aについて、「◯◯は◯◯です」という状態を表す文章ではbe動詞を用います。「あなたたち」は二人称複数形の「you」であり、対応するbe動詞は「are」になります。

Bについて、「◯◯は◯◯です」という状態を表す文章ではbe動詞を用います。「この青い机」は三人称単数系であり、対応するbe動詞は「is」になります。

Cについて、「◯◯は◯◯にいる」という存在を表す文章ではbe動詞を用います。「私の兄」は三人称単数系の主語であり、対応するbe動詞は「is」になります。

森塾は先生1人に生徒2人まで しかも、安心の授業料! 授業料・資料請求はこちら

まとめ

まとめ

本記事では、be動詞の基礎知識について解説しました。be動詞とは「am」「are」「is」や、過去形の「was」「were」のことです。動作を表す一般動詞とは異なり、主語の状態や存在を表します。主語や時制に応じて使うべきbe動詞は異なるため、まずは適切なbe動詞を選べるようにしましょう。

森塾では「先生1人に生徒2人まで」の個別指導で、相性の合う先生が懇切丁寧にわからないところから、ゆっくりと指導をいたします。毎回、授業前には理解度を確認する「クリアテスト」を実施して、しっかりと理解できるまで、とことんサポートを受けられます。

入塾生の90.1%が成績UPを実感。中学生には「+20点以上」の成績保証制度を設けています。またご入塾後、4回目の授業を受けるまでに入塾をキャンセルされた場合には、費用の全額を返金いたします。季節講習または最大1ヶ月間の"無料"体験を受付けていますので、少しでもご興味のある方は下記のページからお申し込みください。

>>【お申し込み】森塾の無料体験はこちらから

森塾は先生1人に生徒2人まで しかも、安心の授業料! 授業料・資料請求はこちら

森塾は先生1人に生徒2人まで しかも、安心の授業料! 授業料・資料請求はこちら

お近くの森塾を探す

個別指導塾の森塾 全国に直営 229校舎

※五十音順

東京都

神奈川県

埼玉県

千葉県

茨城県

群馬県

栃木県

静岡県

大阪府

新潟県

1科目+20点の成績保証制度

成績保証対象条件

以下の基準を超えて学校の成績が上がらなければ、3学期目の対象科目の授業料を全額免除し、1学期間無料で指導させていただきます。

対象条件の詳細は以下をご確認ください。

まずは無料体験