英語のbe動詞について「どのbe動詞を使えばよいのかわからない」と悩まれる方もいるのではないでしょうか。
本記事ではbe動詞の「am」「are」「is」や過去形の「was」「were」について解説します。
まずは「主語や時制に応じて適切なbe動詞を選択できる」ように、本記事を参考にしてbe動詞の理解を深めてみてください。
be動詞とは
be動詞とは、主語の状態や存在を表す動詞のことです。たとえば「I am happy.」(私は幸せです)や「She is here.」(彼女はここにいます)のような文章で使われます。
主語や時制に応じて、下記のbe動詞を使い分けます。
▼be動詞一覧
・am
・are
・is
・was
・were
とくに、状態の意味で使われるときには「主語とbe動詞に続く言葉は、同じ(=)である」場合が多いです。たとえば「I am happy.」の例では「私=幸せな状態である」ことになり、「He is Taro.」の例では「彼=Taroである」ことになります。
一般動詞との違い
英語には「be動詞」以外にも「一般動詞」という種類があります。be動詞以外はすべて一般動詞に該当するため、見分け方は簡単です。
一般動詞は主に動作を表します。たとえば「sing(歌う)」「walk(歩く)」「have(持っている)」などが該当します。一方で、be動詞は「状態」や「存在」を表します。英語の基本5文型では、be動詞は「SVC」(主語=補語)を形成し、一般動詞は「SVO」(主語 ≠ 目的語)を形成することが多いです。
また、疑問文や否定文にする際に一般動詞では「do」や「does」を用いますが、be動詞では用いないという違いがあります。
▼例文
・I don't have a pen.(私はペンを持っていません)
・Are you Taro?(あなたはTaroですか?)
be動詞一覧
文章の主語によって、使うべきbe動詞は異なります。
そもそも主語は、動作の主体に応じて下記3つのカテゴリに分類できます。
・一人称
・二人称
・三人称
さらに、主語は「単数」「複数」といったカテゴリに細分化できます。また、be動詞は時制によって変化させる必要もあります。
それぞれの主語や時制に応じて、適切なbe動詞を紹介していきます。
主語が一人称の場合
まずは主語が一人称の場合について説明します。
そもそも一人称とは、書き手・話し手が自分自身、もしくは自分自身を含む複数人を指す語のことです。「I」や「We」といった単語が挙げられます。「I」は私ひとりを意味するものであり「単数形」です。一方で「We」は私たち複数人を意味するものであり「複数形」といえます。
これらを整理したうえで、一人称の主語を整理すると下記のようになります。
▼一人称のbe動詞
・単数形(I):am
・複数形(We):are
▼一人称のbe動詞(過去形)
・単数形(I):was
・複数形(We):were
主語が二人称の場合
つぎに二人称の場合について説明します。
二人称とは、書き手・話し手に対して、読み手や聞き手を指す語のことです。単数形・複数形を問わず、英語では「You」で表現します。
二人称の主語を整理すると下記のようになります。
▼二人称のbe動詞
・単数形(you):are
・複数形(you):are
▼二人称のbe動詞(過去形)
・単数形(you):were
主語が三人称の場合
最後に三人称の場合について説明します。
三人称とは、一人称(話し手・書き手)と二人称(読み手・聞き手)以外の人や事柄について指す語のことです。たとえば単数形であれば「He」「She」「This」「That」「It」といった単語、複数形であれば「They」「These」「Those」といった単語が挙げられます。
▼三人称のbe動詞
・単数形(例:He、She):is
・複数形(例:They):are
▼三人称のbe動詞(過去形)
・単数形(例:He、She):was
・複数形(例:They):were
また、人名(例:Taro)も三人称単数系に該当します。
be動詞の使い方・例文
実際に、be動詞の使い方を例文とあわせて解説いたします。
現在形
まずは現在形の肯定文・否定文・疑問文について紹介します。
肯定文
be動詞の肯定文の例はこちらです。
▼例文
・She is a student.(彼女は学生です)
・Taro is at home.(Taroは家にいます)
・I am tired.(私は疲れています)
・He is tall.(彼は背が高いです)
・They are Japanese.(彼らは日本人です)
否定文
be動詞の否定文の例はこちらです。
▼例文
・I'm not a pilot.(私はパイロットではありません)
・He is not a teacher.(彼は教師ではありません)
・This isn't my book.(これは私の本ではありません)
・Taro & Jenny aren't students.(TaroとJennyは生徒ではありません)
・They aren't from America.(彼らはアメリカ出身ではありません)
疑問文
be動詞の疑問文の例はこちらです。
▼例文
・Are you a pianist?(あなたはピアニストですか?)
・Is he kind?(彼は優しいですか?)
・Are they happy?(彼らは幸せですか?)
・Is it ten o'clock now?(今は10時ですか?)
・Are those your pencils?(あれらはあなたの鉛筆ですか?)
過去形
つぎに過去形の肯定文・否定文・疑問文について紹介します。
肯定文
be動詞(過去形)の疑問文の例はこちらです。
▼例文
・I was at home.(私は家にいました)
・He was our home-room teacher.(彼は担任の先生でした)
・It was cold yesterday.(昨日は寒かったです)
・They were on the baseball team at school last year.(彼らは去年、学校の野球チームに所属していました)
・The boys weren't hungry then.(その時、その少年たちはお腹を空かせていませんでした)
否定文
be動詞(過去形)の否定文の例はこちらです。
▼例文
・I wasn't in Tokyo last month.(先月、私は東京にいませんでした)
・You weren't late.(あなたは遅れていませんでした)
・She wasn't here yesterday.(彼女は昨日ここにいませんでした)
・The apples weren't good.(そのりんごは美味しくありませんでした)
・They weren't students last year.(去年、彼らは学生ではありませんでした)
疑問文
be動詞(過去形)の疑問文の例はこちらです。
▼例文
・Was it cold yesterday?(昨日は寒かったですか?)
・Were you a doctor?(あなたは医者でしたか?)
・Were They in school yesterday?(昨日、彼らは学校にいましたか?)
・Were you busy last month?(先月、あなたは忙しかったですか?)
・Your sister was here yesterday?(昨日、あなたの妹はここにいましたか?)
まとめ
本記事では、be動詞の一覧を紹介しました。Be動詞とは、主語の状態や存在を表す動詞のことです。具体的には「am」「are」「is」や、過去形の「was」「were」などが挙げられます。まずは主語や時制に応じて、適切なbe動詞を選べるようにしましょう。
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