目次
高校受験に向けた勉強のベストな開始時期はいつ?
まずは、「受験勉強を始めるタイミングはいつ頃がベストなの?」「1日何時間くらい勉強すればいいの?」といった、受験勉強に関する疑問にお答えします。
受験勉強を始める時期は「早ければ早いほうがいい」
一般的には、受験勉強を始める時期は「早ければ早いほうが有利になる」と考えられています。中学1年生からコツコツ努力を積み重ねることで、基礎学力が身につくうえに定期テストの点数が向上することで、高校入試で重要な内申点アップが見込めるからです。なによりも、受験勉強を早く始めることで、時間的にも気持ち的にも余裕が生まれます。
1日に何時間くらい勉強すればいいの?
「1日に何時間勉強するべきか」という問いの答えは、一人ひとりの能力や成績に加えて、受験勉強する時期によっても変わってきます。ひとつだけ確実に言えることは、「単純に長時間、勉強机に向かえばいいというわけではない」ということです。いかに長く勉強しているかよりも、集中して効率よく勉強できているかを重視しましょう。
内申点は多くの地域で3年間の成績が影響します
「一般入試」「推薦入試」ともに、試験の合否に関わってくるのが内申点です。内申点は、各教科の評定(1~5で表される通知表の成績)をもとに、定められた計算方法で算出されます。
ただし、どの時期までの評定が含まれるのかは、都道府県によって異なります。お住まいの地域がどの学年の成績を内申点に反映しているのか、あらかじめ調べておくと対策が立てやすくなります。
多くの地域では、3年間分の評定を評価範囲に定めています。内申点対策を行うなら、やはり早いうちから勉強を始め、定期テストでいい成績を残すのが得策でしょう。
中1から始める受験勉強のポイント
中学1年生で学習する内容は実はとても重要です。なぜならば、中学3年間の勉強の土台になるからです。ここでわからない部分を放置してしまうと、授業が進むほど内容を理解しづらくなります。
お子様が受験期になって困らないように、できるだけ早い段階で「勉強の仕方」を学ばせたいところ。わからなかった部分を放置せず、理解できるまでとことん問題と向き合う。中学1年生では、この繰り返しを身につけることが、受験勉強をスムーズに進めるポイントになります。
中2からは部活動との両立がポイント
中学3年生になるよりも少し早めに受験勉強を始めることで、余裕をもって入学試験対策に取り組めます。ただし、中学2年生になると、部活動などでいそがしい毎日を送るお子様も多くなります。そんな中学2年生の時期においては、いかに部活と勉強を両立できるかがポイントとなってきます。
スポーツ庁の調査によると、中学2年生の平日の運動部活動実施時間は平均2時間弱。休日に練習を行っている部活動も少なくありません。部活でヘトヘトになって帰ってきた日には、お子様も自宅で勉強する気力が起きないかもしれません。
そこでおすすめなのが、学習塾に通って勉強を習慣化することです。なかには、一人ひとりの生活に合わせて独自のスケジュールを組んでくれる学習塾もありますので、お子様に無理をさせずに部活と勉強を両立できるところを選びましょう。
出典:スポーツ庁 運動部活動の現状について(平成29年5月)
中3は受験勉強が本格的に! 開始時期の平均はいつ頃?
中学3年生は、いよいよ入試に向けた勉強を本格的に開始する時期。受験勉強のハイシーズンは、いつごろなのかを見ていきましょう。
部活動引退後の中3の夏から本気モードに
一般的には、部活動を引退した中学3年生の夏以降から本格的な受験モードに入るお子様が多いといわれています。とはいえ、「引退していきなり受験勉強に打ち込めるか不安」という声もよく聞かれます。
受験勉強をギリギリまでやらずに後悔することはあっても、早く始めるぶんには損をしません。無理のない範囲で、早い段階から部活動と両立して勉強できる方法も考えてみてはいかがでしょうか。
森塾では中3の夏に「森のカンヅメ合宿」などを実施
とはいえ、部活でいそがしい毎日を送っていると、受験勉強を始めるのがどうしても中学3年生になってしまうお子様も多いでしょう。そこから一気に頭を受験モードに切り替えるには、学習塾の季節講習に参加するのもひとつの手です。
森塾では、夏休みになると朝から夜まで先生が個別で教えてくれる「森のカンヅメ合宿(希望者のみ)」をはじめ、高校受験に向けた「夏期講習」などのプログラムをご用意しています。お子様のやる気に火をつけるためにも、一度検討してみてはいかがでしょうか。
参照:森塾 年間スケジュール
秋頃からは過去問にトライ
夏休みに基礎の復習を終えたら、次は志望校の過去問題集(過去問)をどんどん解いていきましょう。9月ごろから過去問に取り組み始めるのがベストです。数をこなすほど志望校の入試傾向がわかり、対策もしやすくなります。
難関校を目指す場合
お子様が難関校を目指そうとしているなら、なるべく早く基礎固めを終えて、応用力を高める勉強にじっくり時間を割きたいところ。それを実現するには、通常よりも早めに過去問を解き始めることがポイントになります。具体的には、1学期中には基礎を固め、中学3年生の夏ごろから過去問を解き始めるといいでしょう。
私立高校を受験する場合
公立高校の学力検査が5科目(英・数・国・社・理)なのに対し、私立高校の学力検査は3科目(英・数・国)のことが多いです。とはいえ、科目が少ないからといって手を抜くのはNG。難関私立高校と呼ばれる学校の学力検査では、教科書では習わないような難解な問題が出題されることもあるからです。
対策としては、とにかく過去問を何度も解いて出題傾向を把握することです。その学校に合った特別な対策を立てて受験に挑みましょう。
効率よく勉強するには? 科目別スケジュールの立て方
科目によって、受験勉強をスタートさせるのに適した時期はあるのでしょうか? ここでは、積み上げ学習が必要な科目と、暗記が重要な科目とに分け、それぞれのベストな受験勉強のスタート時期をご紹介します。
英語、数学、国語はいつから始める?
英語、数学、国語は積み上げ科目といって、前の学年で習ったことを使って新しいことを勉強していく科目です。具体的には中学3年生で習う「二次関数」は、中学1年生で習う「正負の数」や「方程式」、中学2年生で習う「一次関数」がわからないと解けません。そのため、積み上げ型の科目は、中学1年生のできるだけ早い内から学校の授業内容を理解することが、高校受験において非常に重要になります。
理科、社会は後回しでもいい?
理科、社会は暗記型科目とも呼ばれ、積み上げ型の英・数・国に比べると、入学試験直前に集中して勉強するだけでも点数は上がりやすいと思われがちな科目です。しかし、やみくもに暗記しただけでは「いざ問題を目の前にすると用語が出てこない」といった失敗につながることもあります。
重要なのは、意味を正しく理解して暗記することです。分かりやすい映像を用いた教材等をうまく活用し、短期間でも正しく効率よく暗記できるように工夫しましょう。
定期テストの勉強は、最大の高校受験対策!
高校受験は中学校3年間に学校で学習した内容から出題されます。そのため、1学期、2学期、3学期と学期別に実施される学校の定期テストでそれまでに習ったことをしっかり定着させることこそが高校受験対策に繋がっていくのです。
森塾は入塾時期に合わせて受験勉強もサポート
森塾では、お子様の性格や生活パターンも加味しつつ、入塾時期に合わせて一人ひとりに合わせたスケジュールを立てています。中学3年生のお子様には、「受験勉強の仕方」や「入試対策説明会」も実施。さまざまなシステムでお子様の受験勉強を全面的にサポートします。
高校受験の出題範囲の多くは中1、中2から
高校受験では、中学1~2年生で学習する範囲が多く出題される傾向にあります。そのため、中学1年生、中学2年生の早い段階から学校で学ぶ内容をしっかり定着させておくことが受験勉強を始めるにあたっても重要になってきます。中学3年生の後半になってから慌てないように、早いうちから基礎学力を身につけましょう。
入試対策として理科、社会などの暗記科目のための映像授業(理科)も用意
暗記科目といわれる理科、社会ですが、単語をやみくもに丸暗記しても点数アップには繋がりません。そこで森塾では、CGを駆使した分かりやすい映像(理科)を用いて理解を深めるコースもご用意。映像を活用することで、文章だけではイメージがわきにくい内容を、正しく理解しながら効率的に暗記できるようになります。
森塾の学習コース・システムはこちらをご覧ください。
よくあるご質問
高校受験では、中学校の成績が記載された内申点という書類が受験の合否に関わってきます。この内申点は、多くの地域で3年間の学校の成績が影響しますので、定期テストで良い成績が残せるように、早いうちから勉強を始め、習慣づけられるようにすると良いでしょう。
下記記事で受験勉強を始めるタイミングについて解説しておりますので、是非参考にしてみてください。
中学生の受験勉強はいつから始めるべき? 1日何時間やればいい?
部活を引退した中学3年生の夏以降から本格的な受験勉強を考え始めるお子様もいらっしゃるかと思います。もし、これまで学校で習った内容をしっかりと理解できているお子様でしたら中学3年生から受験勉強を始めても間に合うかもしれません。しかし、中学1年生で習った内容が定着しているか自信がないお子様の場合は、できるだけ早めに受験勉強を始められることをおすすめいたします。お子様の状況によっても異なりますので、是非学校の先生や塾にご相談してみても良いかもしれません。
中学生の受験勉強はいつから始めるべき? 1日何時間やればいい?