中3になる子どものテストが悪いと受験の結果に影響すると考え、焦ってしまう親もいるはずです。親だからこそできることはいくつもありますが、逆に成績を悪化させる行動もあるため注意しなければなりません。

どのような行動が子どものためになるのか理解し、成績が改善するようしっかりとサポートしましょう。

本記事では、中3のテストの点数が悪くなる理由、子どもを支援する方法について解説します。記事の後半では、効果的な勉強法を紹介しますので、サポートする際に伝えてみてください。

この記事のポイント
  • 中3のテストの点数が悪い子の特徴
  • テストの点数が悪い中3に対して親が手伝える3つのこと
  • 中3のテストの点数が悪くなったときの勉強法3選

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中3のテストの点数が悪い子の特徴

中3のテストの点数が悪い子の特徴

中3になって成績が悪くなる子どもには、以下のような特徴があります。

  • ・基礎学力が足りない
  • ・受験勉強との両立ができていない

成績が落ちる理由を理解すれば、どのような対策法が効果的か判断できるはずです。

基礎学力が足りない

中3で学ぶ内容は難しく、基礎学力がないとテストの点数が悪くなるでしょう。

中3ともなると、今まで学んだ内容を応用したものが学習の対象となります

数学を例として挙げると、以下のように中3で学ぶ内容が応用であるとわかります。

中3で学ぶ単元 理解するのに必要な単元
二次方程式(二学期) 因数分解や平方根(中3一学期)
平方根(一学期) 素因数分解(中1)
三平方の定理(三学期) 並行根(中3一学期)

中3の問題は過去に学んだ内容がわからないと解けず、勉強不足が露呈しやすくなります。基礎学力のなさは勉強不足からくるものであり、学習時間を確保して過去の単元から学び直す必要があるでしょう。

二次方程式の解き方をわかりやすく解説|中学生によくあるミスも紹介
平方根の解き方は簡単?基本と注意点を中学生向けにわかりやすく解説
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受験勉強との両立ができていない

中学3年生は受験勉強に力を入れすぎて、定期テスト対策をおろそかにしがちです。このバランスの悪さは内申点の低下につながる可能性があり、受験に悪影響を及ぼします。

とくに受験勉強の開始が遅れた生徒は時間の使い方に困り、定期テストの点数が下がりやすいです。効果的な学習計画を立て、受験と定期テストの両方に適切な時間を使うことが、成績を上げるポイントとなります。

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中3のテストの成績が悪い子どもに対する3つのNG行動

中3のテストの成績が悪い子どもに対する3つのNG行動

中3のテストの成績が悪い子どもに対するNG行動は、次の3つです。

  • 1. 受験が近いと焦らすような言葉を投げかける
  • 2. スマホやゲームを没収する
  • 3. テストの結果に一喜一憂する

親の行動次第では、テストの成績がよりいっそう落ちてしまいます。NG行動の内容を理解し、子どもへの接し方を再考しましょう。

1.受験が近いと焦らすような言葉を投げかける

受験が近いからといって、子どもを焦らすような言葉を投げかけてはいけません。

焦らせて勉強させても自発的な学習にはつながらず、むしろ反抗心が生まれてしまうものです。

時間がないのは子どももわかっており、勉強を強制されているようにしか感じないでしょう。反抗心が生まれると、焦るどころか勉強時間が少なくなる、勉強嫌いになるおそれもあります。

時間がないときは焦らすよりも、残りの期間をどう使うのか検討するほうが建設的です。子どもと一緒にスケジュールを立て、効率的に勉強を進めましょう。

なお、勉強嫌いになってしまった場合の対処法が知りたい方は、以下の記事で解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

勉強嫌いになる3つの理由|親のNG行動や好きにさせる方法を解説

2.スマホやゲームを没収する

スマホやゲームを没収しても、子どもが自然に勉強を始めるわけではありません。

スマホやゲームは、子どもにとってストレスを解消するためのツールです。没収することでストレス発散の時間がなくなるおそれもあります。また、好きなものを奪われたと感じると、親に対して反発心や不信感を抱くかもしれません。

没収は勉強に対する意欲を減退させるリスクが高いため、利用する時間を決めて、遊びと勉強のメリハリをつけるとよいでしょう。

また、英単語を覚えられるアプリや歴史を学べるゲームなどを利用時間におこなえば、より効率的に勉強できるかもしれません。

3.テストの結果に一喜一憂する

テストの結果が気になるとしても、点数で一喜一憂するのはやめましょう。

良い点数のときだけほめて、悪い点数のときに叱ると、子どもは親の反応を過剰に気にするようになります。これが続くと、子どもは徐々に勉強そのものに嫌悪感を抱くようになる可能性があります。

叱責するのは止め、ほめることを重視すれば、子どものモチベーションが高まって自発的な学習につながるはずです。

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テストの点数が悪い中3に対して親が手伝える3つのこと

テストの点数が悪い中3に対して親が手伝える3つのこと

子どものテスト点数が思わしくない場合、親として取れる効果的な支援方法は以下の3つです。

  • 1. ほめて子どもの力を伸ばす
  • 2. 勉強のスケジュールを考える
  • 3. 勉強する環境を整える

親は子どもに影響を与える存在であり、良い影響を及ぼせばテストの点数の改善につながるはずです。

1.ほめて子どもの力を伸ばす

子どもはほめることでモチベーションがアップし、勉強しようという気持ちになります。

文部科学省の「保護者に対する調査の結果と学力等との関係の専門的な分析に関する調査研究」によると、きちんとほめる家庭ほど、子どもの学力が高いという調査結果を公表しています。

モチベーションは勉強する原動力となるため、ほめるのは非常に大切な行動といえるでしょう。

また、子どもの勉強を評価する際は、結果よりもプロセスをほめることが大切です。結果だけをほめると、失敗へのプレッシャーが生まれがちです。一方、勉強に取り組む姿勢やそのプロセスをほめることで、子どもは失敗を恐れずに学習に取り組めるようになります。

モチベーションを高める方法については、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

勉強のやる気・モチベーションの引き出し方

2.勉強のスケジュールを考え

スケジュールを立てれば、学習する範囲や1日にやることがわかり、勉強する効率が上がります。

スケジュールを立てれば「テスト期間に範囲を終わらせられない」「どこから手をつけてよいのかわからない」といったことは起きません。

また、得意な科目ばかりを優先しがちな子どもでも、スケジュールを立てることで苦手科目を含めたバランスの良い学習が可能になり、テスト範囲全体を効率的に復習できます。

スケジュールを組むのは意外に難しいため、子どもと一緒に勉強する時間・内容、休みの日などを考えてみましょう。

3.勉強する環境を整える

家庭学習に適した環境を整えれば、効率的に勉強できます。

自宅で勉強する際、勉強の障害となるものがあり、集中して学習できないケースがあります。

勉強する環境を整える際には、以下の方法を試してみましょう。

  • ・スマホ・ゲームの時間や利用ルールを決める
  • ・参考書や辞書を購入する
  • ・リビング学習中は静かにすごす
  • ・勉強部屋を適温(温度25℃・湿度50%が目安)に調整する
  • ・疲れにくい机やイスを設置する など

環境を整え方はいくつかもあり、子どもに合った方法を取り入れることが大切です。

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中3のテストの点数が悪くなったときの勉強法3選

中3のテストの点数が悪くなったときの勉強法3選

中3のテストの点数が悪くなったときの勉強法は、以下の3つです。

  • 1. 受験勉強を兼ねて勉強する
  • 2. 苦手を克服する
  • 3. テスト形式で問題を解いてみる

効果的な勉強法を実践し、テストの点数を改善しましょう。

なお、対処法を実践しても勉強しない場合、以下の記事を参考にしてみてください。

勉強できない子の特徴は?甘えではない原因と克服法を解説

1.受験勉強を兼ねて勉強する

定期テスト対策と受験勉強を同時に進めることで、中3の学習効率が上がります。これは、中3の問題に中1・2の内容が含まれるため、過去の学習内容を復習することで両方の準備になるからです。

ただし、受験に特化した問題演習も必要なので、別途時間を設けましょう。この方法で効率的に学習を進めれば、自信を持ってテストや受験に臨めます。

2.苦手を克服する

定期テスト対策する際は、苦手な科目・単元を克服できるように学習のスケジュールを立てましょう。

苦手な分野を勉強する際には、以下の方法を試してみましょう。

  • ・今までの定期テストや模試などを見直して、できていない部分を洗い出す
  • ・できなかった問題を繰り返し解く
  • ・問題を解くのに必要な部分を繰り返し勉強する
  • ・英単語帳・ノート・教科書などで隙間時間に暗記分野の勉強をする

苦手な場所を重点的に勉強すれば効率良くテストの点数を改善できますし、受験対策ともなるため、わかるまで繰り返し勉強しましょう。

3.テスト形式で問題を解いてみる

苦手な問題が解けるようになったら、テスト形式でも解答できるか試してみましょう。

勉強して学力が高くなっても、テストの雰囲気に飲まれたり、時間配分に失敗したりすると高い点数が取れません。

テストの雰囲気に慣れるためにも、過去問を解く際に時間制限を設けてみましょう。

また、塾に通い、テスト慣れするのも方法のひとつです。

森塾では、授業中に前回の授業の理解度をチェックする「クリアテスト」を実施しています。クリアテストは生徒が理解できていないのに先に進むことがないように確認するものですが、テストを受ける回数が増えれば場慣れするのにも役立つはずです。

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まとめ:中3のテストが悪いときには親の手助けが重要

まとめ:中3のテストが悪いときには親の手助けが重要

中3でテストの点数が悪くなった場合、受験までに時間があまりないこともあり、早急に改善する必要があります。改善する方法はいくつかあるものの、しっかりと実行するには親のサポートが欠かせません。

この記事のまとめ
  • テストの結果に親が一喜一憂したり、スマホやゲームを没収したりといった行動は、子どものやる気を削ぐため逆効果
  • 親のサポートとしては、学習のスケジュールを立てたり、スマホ・ゲームの時間や利用ルールを決めるなど勉強環境を整えることが挙げられる
  • 本番に向けて実戦形式のテスト対策をするなら塾に通うのがおすすめ

お子さんとさまざまな方法を試しても「中3のテストの点数が改善しない」とお悩みなら、森塾への入塾をご検討ください。森塾では個々の子どもに適したアドバイス、勉強法を用い、成績アップをお約束しています。

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